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人権問題対応でスーチー政権を批判

 人権問題の調査でミャンマーを訪れていた国連特別報告者の李亮喜(イヤンヒ)氏は21日、同国の人権問題について「これまでの(軍事)政権と変わっていない」と批判しました。

 ミャンマーでは昨年10月、イスラム系少数民族ロヒンギャの武装勢力が、ラカイン州にある国境検問所の警官9人を殺害する事件が発生。国軍が同地域で展開する軍事作戦で、ロヒンギャに対する虐殺や拷問が行われているとして、国連人権理事会が調査団を派遣していました。隣国のバングラディッシュには、迫害を逃れた7万人以上のロヒンギャが逃げ込んでいます。

 民族浄化が起きている、と言う指摘もあります。アウン・サン・スー・チーが事実上の最高権力者となっているミャンマー政府は国連の調査団派遣について、「問題を解決するどころか、あおるばかりだ」と反発し、国連の別の調査団についてビザの発給を拒否するなど抵抗。入国した調査団に対して調査地域を厳しく制限、調査活動を常に監視するなどしていたということです。

 ミャンマーは長く続いた軍事政権から、ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー率いる文民政府へと移行しましたが、民族問題は簡単では無いと言うことでしょう。