人権問題対応でスーチー政権を批判

 人権問題の調査でミャンマーを訪れていた国連特別報告者の李亮喜(イヤンヒ)氏は21日、同国の人権問題について「これまでの(軍事)政権と変わっていない」と批判しました。

 ミャンマーでは昨年10月、イスラム系少数民族ロヒンギャの武装勢力が、ラカイン州にある国境検問所の警官9人を殺害する事件が発生。国軍が同地域で展開する軍事作戦で、ロヒンギャに対する虐殺や拷問が行われているとして、国連人権理事会が調査団を派遣していました。隣国のバングラディッシュには、迫害を逃れた7万人以上のロヒンギャが逃げ込んでいます。

 民族浄化が起きている、と言う指摘もあります。アウン・サン・スー・チーが事実上の最高権力者となっているミャンマー政府は国連の調査団派遣について、「問題を解決するどころか、あおるばかりだ」と反発し、国連の別の調査団についてビザの発給を拒否するなど抵抗。入国した調査団に対して調査地域を厳しく制限、調査活動を常に監視するなどしていたということです。

 ミャンマーは長く続いた軍事政権から、ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー率いる文民政府へと移行しましたが、民族問題は簡単では無いと言うことでしょう。

任天堂が「マリカー」提訴

 任天堂の2月24日発表によると、不正競争行為と著作権侵害で、公道カートレンタルサービスを行う「株式会社マリカー」を相手に東京地裁で訴訟を起こしたそうです。

 マリカーは、公道を走る事の出来るカートをレンタルするサービスを行っています。しかし、社名自体が任天堂の「マリオカート」の略称を使用しており、カートレンタルの際にスーポーマリオブラザースなどのキャラのコスプレ衣装を貸与し、その衣装が写った画像などを宣伝に利用している事が不正競争行為と著作権侵害行為に該当すると主張しています。

 これに対して株式会社マリカーは、「不正競争行為および著作権侵害行為には該当しない」との考えを表明。同社は任天堂とは数カ月前に協議を行っており、任天堂の許可なく模造衣装を販売・レンタルするなどしている他の公道カートレンタル事業者について、協力して対応していくよう協議していた矢先の訴訟だったとし、「大変困惑しております」ともコメントしています。

 両社の言い分は真っ向から対立しているようですが、マリカーが宣伝に使っている写真、完全にマリオのコスプレですし、これは確かに著作権侵害行為に該当しそうですね。

欧州サッカー抽選の不正を前会長が暴露

 国際サッカー連盟(FIFA)の前会長、ジョセフ・ゼップ・ブラッター氏が、「欧州サッカーのイベントで組み合わせが操作されていた」と暴露しました。

 ブラッター氏は、自身がトップを務めた18年間にFIFAが不正を行ったことはないとした上で、「欧州サッカーでは、抽選が操作されているのを見たことがある」「事前に(抽選用の)ボールを冷蔵庫に入れておくんだ。それを1つ交ぜておけば、触ったときに分かるだろう。触った瞬間にどのチームか判別できる」と述べたものです。

 ワールドカップ予選や欧州チャンピオンズリーグの組み合わせ抽選で、プラスチック製のボールを使う場面はすっかりおなじみですが、そこに不正があった事をFIFAの前会長が暴露したのです。

 とは言え、同氏の在任中にFIFAでは組織的不正や詐欺、汚職が横行。2015年末で実質的な職務停止処分を受け、不正支出に関して捜査を受けている状態で、どこまでその発言を信用して良いものか疑問も残ります。